MISTECTは山野楽器さんをはじめ、介護施設や保育園、クリニック、宗次ホールさん、築地本願寺さんなどに採用され、実績をあげています。ただ、こちらはマシンの価格からいっても業務用なので、2021年1月25日に、個人でも手の出るBNUHC-18を商品化しました。

保育園で活躍しているMISTECT。GSEを手間なく室内の露出表面に付着させるシステム

BNUHC-18はヘンな名前ですが、アルファベットをひとつずつずらすと、COVID-19になります。「COVID-19を防ぐもの」が名前の含意です。でも読みにくいので、「BC18」(ビーシー18)という略称で呼んでください。

価格をアルコールなみに下げたBC18

BC18は基本、5L版と20L版の2種類です。個人には5L版をお勧めします。演奏家支援モデルも5L(リットル)。割安な大容量詰替版を最初から販売しているということです。お気に入りのスプレーボトルなどに詰め替えてご利用いただくスタイルです。

5L/20Lをバロンボックスで販売する形態にしたのは、GSEの価格を下げるためです。GSE水溶液製品は以前から発売されており、「税別3,000円/300ml」という価格が相場でした。こんな価格では、「びしゃびしゃ使う」というわけにはいきません。せっかくGSEという、ヒトに安全な薬剤を手に入れても、ちまちまと使うようでは、やはりウイルス対策はできない。

GSEの製造元(ココチプラス株式会社)とも相談し、安く販売する方法論として、スプレーボトル詰めで販売するのではなく、5L/20L単位で販売することにしたのです。

5L版演奏家支援モデルで税別9,000円です。300ml換算で540円。一挙に相場の1/6近くまで価格を下げました。ちなみに使用後のバロンボックスは給水用とか、水備蓄用などに使えます。日頃は畳んでおいておける。いろいろ使えるバロンボックス代込と考えると、さらにおトクな価格です。20L版はさらに割安ですが、当然のことながら質量が20kgありますので、ちょっと扱いにくい。これは業務用です。

アルコールと比べてのBC18の利点

GSE水溶液を製造する会社はほかにもあるのですが、ココチプラスさんと提携したのは、ココチGSEがほかのGSEにはない特長があるからです。この会社のみが、添加物を使わずに、GSEを水溶液にする技術をもっています。BC18も内容成分は「高純度精製水、GSE」です。グリセリンなどの添加物を含みません(他社のGSE製品はまず例外なく、人工的な添加物が入っています)。

アルコールと比べてのBC18の利点は以下の通りです。

  • 肌荒れしない
  • 火災の危険がない(70度アルコールの着火点は24度)
  • 無臭で匂いに困ることもない
  • 効果に持続性がある
  • 食品や食堂、キッチンに使える食品添加物である
  • ピアノ鍵盤がひび割れしない。モノへの影響が軽微
  • 除菌だけでなく、感染予防効果も期待できる

冒頭でGSEが「足りない1ピースを埋める」と書きました。ヒトに安全で、手肌が荒れる心配もないから、きめ細かくウイルス対策することができるからです。ワタミさんはこの点を評価してBC18を採用し、TGI. FRiDAY’Sや鳥メロなど、経営する飲食店のテーブルに置いています。入口だけでなく、卓上にも置いたところがミソ。ポテトなど手づかみで食べるものが多いですから、食事中にも頻繁に使って感染予防、という狙いです。

また、高血圧症の薬などで「グレープフルーツはダメ」とされているものもありますが、GSEは種子のエッセンスであり、関係する成分を含んでおりませんので、問題ありません。

基本的な使い方

基本の使い方は「気になるところにシュシュッ」です。肌に触れても荒れることがありませんし、匂いもなく、サラサラしていてたんなる水な感じ(シェイクすると泡立つので、GSEを含んでいることはわかります)。そして乾燥すると、しばらくの間は、除菌力を持続します。つまり、抗菌コーティングになる。

ドアノブなども1日1回でいけます。念入りに使っていただきたいのは、リスクの高いところです。家庭だとトイレと洗面所です。オフィスだと、会議室のような声を出す場所とトイレです。なかでもマスクをとって話すことが多い食堂や喫煙所は、床にもスプレーすることを勧めます。

持ち歩くのも必須です。最近は飲食店の入口でアルコール消毒を求められますから、「もっています」と宣言してBC18を取り出せば、アルコールを忌避できます。なにより、持ち歩いていれば、飲食店スタッフが拭き残すことの多い調味料容器をBC18でケアできる。私は食事中、頻繁にBC18を使います。直前に感染者が座っていたら、椅子を動かしただけでも、椅子の肘掛けなどに潜むウイルスが手指に付着する可能性があるわけです。

このほか、用途はいろいろあります。ちょうどクラきこメンバーの新井美奈子さんが、体験談をアップされていましたので、そちらを参照してみてください。
新井さんの感想(Facebook)

BNUHC-18を使うのにいいスプレーボトルをご紹介しておきます。私自身、Amazonや無印良品などで購入しています。このうち、超微粒子タイプのスプレーは、かなり細かい霧となって空間にGSEを放出できるので、トイレやバスルームで使うと、ある程度はブラウン運動をして、壁や床などに行きわたります。便利です。

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ピアノ教室(音楽教室)での使い方

ピアノ教室は本当に受難です。室内で、近い距離で話す、という当たり前の行為が感染リスク最大になる。緊急事態宣言の頃は遠隔レッスンでしのいでいる例を数多く見ましたが、いつまでも遠隔レッスンというわけにはいかないでしょう。

かつ、大人が子どもにうつすリスクと、子どもが大人にうつすリスクの両方がある。オミクロン変異体から子どもの感染が急増していますので、いまは後者を気にしないといけません。ワクチン接種済でも、時間の経過とともに中和抗体(ウイルスのタンパク質に結合して感染を防ぐ抗体)が減るため、接種からの間隔が長くなればなるほど、感染してしまう可能性が大きくなります。

対策の基本は、「元気に習いにやってくる子どもがじつは感染者であり、多数のウイルスを吐出しているかもしれない」という前提で行動することです。新型コロナウイルスのイヤなところがこれ。発症前からウイルスを吐出します。

まず、「互いに不織布マスク」を徹底してください。そしてレッスン中にも換気を何度かやりましょう。どれくらい換気できているかは、二酸化炭素センサーを使うとわかります。目安はCO2濃度1,000ppm以下です。換気しづらい部屋なら、近くにHEPAフィルター式の空気清浄機を置くのも手です。

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レッスン後はピアノをBNUHC-18で清掃してください。アルコールのように、ピアノ鍵盤がひび割れることはありません。「1方向に乾拭き」でもウイルスを除去できますが、そうするとクロスのウイルス処理が問題になります。GSEは抗酸化物質です。二酸化塩素のような酸化物質と異なり、金属弦が錆びる心配もありません。

超音波式加湿器を使うのも手です。湿度があがると、空気中のウイルスが下に落ちますので、エアロゾル感染のリスクが小さくなります。そして床をBNUHC-18でケアしておけばいいわけです。超音波式は性能がいい反面、中の水に雑菌が繁殖して事故を起こす心配もあるのですが、BNUHC-18を組み合わせるとその心配はありません。強力な除菌能力をもつのがGSEだからです。なお、加熱式など他の方式だと、水分だけが蒸発してしまい、GSEを使う意味がなくなります。

アメリカのベストセラー点鼻薬「Xlear」(キシリア)にGSEが含まれていることを書きました。そして、XlearをCOVID-19の中等症の患者に使うと、早く治癒したという研究、そしてXlearの成分のうち、新型コロナウイルスに効果があるのはGSEだったという研究があります。GSEに含まれる植物フラボノイドは、抗ウイルス作用・抗炎症作用が報告されているものばかりです。

国内企業は超音波式加湿器から撤退しているので、私はアメリカのVesync社が開発したLevoitブランドのものを使っています。スマホからコントロールできるタイプが便利です。

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1日の終わりに、BNUHC-18をフロアに噴霧(フローリング系ならモップ清掃)すると、さらに効果が高まります。GSEは揮発しにくく、効果が持続しますので、落ちてくるウイルスを床で待ち受けて抑制することが期待できます。

意外に忘れがちな対策

あ、ゴミ捨てという重要な話が残っていました。

もしも、ですが、生徒さんが鼻をかんだりしたら、どうしますか。ティッシュの処理です。ゴミ箱にいれてもらって放置、増えてきたら捨てる、という対応が多いと思います。

でもそのティッシュ、ひょっとするとウイルスまみれかもしれません。「数」の感覚を身につけましょう。感染者がクシャミをすると、空気中に放出されるウイルスの数は「数百万個」です。鼻水にもそれくらいはいると覚悟すべき。ホコリにのってウイルスが舞うと言われていますが、1つのホコリに数万個のウイルスが付着しているそう。

鼻水で濡れている間は、処理するチャンス。乾燥すると、再び舞い上がる可能性が出てきます。早めに袋にいれて密閉が正解。ゴミ箱に袋をかぶせておくのも手。そしてティッシュにBNUHC-18をスプレーするのもいい方法です。アルコールや次亜塩素酸水は体液があると効きませんが、GSEは効きます。

生徒さんだけでなく、家族にも感染者が出るかもしれませんから、このゴミ処理方法は日頃からやっておくことが大切です。ゴミ箱の中で乾燥させないこと、早めに袋にいれて密閉することが重要です。

ワクチン前提なら「減らすだけでいい」

このパートの最後に、重要なことを指摘しておきます。

新型コロナウイルス感染症はとても感染力が強い病気です。その大きな理由は、じつはヒトの側にあります。見知らぬウイルスだったため、免疫機構がやすやすと体内への侵入を許してしまうのです。

この状態だと、たった数個のウイルスが体内に入り込む(粘膜から入り込みます)だけで、感染してしまいます。たった数個でアウトです。しかし、ワクチン接種が進んだことで、この状態を脱することができました。ワクチンはヒトの免疫機構に予習をさせ、弾(中和抗体)を備蓄させます。

これは劇的な変化なんですよ。「ウイルスゼロ」をめざすのは厳しい。本当に換気を頻繁にやり、家中を消毒してまわらないといけない。でもいまは、ある程度の免疫力はついていますから、ウイルスを減らせばいいのです。

「ワクチンは感染を防がない」と言われていますが、正確には「ワクチンをうっていても、大量のウイルスに曝露すると、やはり感染してしまう」です。逆に言うと、大量でなければいい。「ゼロにする」と「減らす」とでは、かかる労力がまるで違います。

BNUHC-18を上手に使うと、減らすことがカンタンにできます。ヒトに安全で、かつ効果に持続性があるからです。

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「コロナはもう風邪と同じでしょ。必要ないよ」と思う方は、続きをどうぞ


「そうはいってもアルコールもたくさんあるし、ほかのことに使えないの?」という方は、次の記事を飛ばして、この記事をお読みください。
日々の生活の味方となるGSE

「オミクロンで子どもの感染が増えた」を実感したい方は、このグラフをみてください。まさに激増しているのです。デルタ変異体までは、子どもの感染者は目立たなかったのですが。