ちょっと参っていた。EdgeとChromeが起動しないのだ。Chromeは「管理者として実行」なら起動するが、Edgeはうんともすんとも言わない。もちろん最初にやったのはアンインストール/インストールのやりなおしだが、それで動くなら参らないわな。
Windows updateを確認すると、KB5034441が0x80070643エラーでとまっている。これが基本的な原因かと思って検索すると、回復領域の容量不足だという。仕方ない。少し増やすかとパーティションを操作できるフリーソフトで割り当てを増やしたけれども、やっぱりエラーが出る。解決せず。
たいていはFirefoxでしのげるが、Edgeの不調はMicrosoft Teamsなど他のアプリにも影響が出るのか、こっちもエラーが出ている。ネットバンキングなど電子証明書方式のサービスで、Internet Explorer前提のものも全滅する。
ふとやってみたのが、システムファイルのチェック。Microsoftのこちらのページで解説されている。まず、コマンドプロンプトで
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
を実行。DISM（Deployment Image Servicing and Management）は、Windowsのイメージファイルを修復、更新、設定するためのコマンドラインツールだ。続いて、同じくコマンドプロンプトで
sfc /scannow
を実行した。
良かった。EdgeもChromeも起動する。Teamsのエラーも消えた。しかし、一瞬でまた起動しなくなってしまった。ふりだしだ。
別アカウントをつくってしのぐ
どうにもならない。もう諦めて、いったんMicrosoftアカウントをローカルアカウントに戻し、別途、新規ユーザーとしてMicrosoftアカウントを作成した。動くじゃないか。問題はEdgeのネットバンキングで使っていた電子証明書を救えないことだが、別PCから別の管理者アカウントでネットバンキングに入り、つぶれたEdgeの電子証明書を失効させると、再取得ができる（みずほ銀行の場合）。
いまだにクラッシュした原因がわからない。教訓は2台のPCでそれぞれサービスを使えるようにしておくと、復旧しやすいということだ。それと、いまどきはほとんどクラウドベースなので、新規アカウントから元の状態に戻す手間がほぼないね。Office 365からDropboxまで、ログインしなおすだけで、手間なく元の環境に戻れる。これは隔世の感がある。