[COVID-19]初期診療の手引き

一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会が公開した「診療所・病院のプライマリ・ケア―― 初期診療の手引き」を紹介する。医師向けに書かれたものだが、その内容を知っておくことは、私たちの心の準備、具体的な対策に役立つだろう。

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診療所・病院のプライマリ・ケア―― 初期診療の手引き

風邪症状が長引いたら要注意

症状については、以下のようにまとめられている。

厄介なのは、早期に受診しても判断がつかない上に、院内感染の恐れが大きくなることだ。まずは自宅療養を勧めている。以下の図は厚生労働省が公表している目安だ。

家庭内での対策

そして重要なのが、家族が罹患したと疑われる場合の対応だ。この資料を紹介しようと思ったのは、そのことがしっかり説明されているからである。リンク先資料のp.13である。図で引用しておく。

隔離するのは当然として、タオルを共用しない、患者がマスクをつける、ドアノブなどを消毒する、換気する、手袋とマスクつけて選択をする、ゴミは別にして、しっかり手洗いするなど、具体的な説明がありがたい。

また、p.29に高齢者施設での感染対策についてもまとめられている。