2026年8月、Chromeのアップデートで、長年使ってきた環境での日本語入力ができなくなってしまった。
Windows10/KB232親指シフトキーボード/Japanist(富士通のOASYS系IME)
である。つまり親指シフト入力ができない。これはChromeエンジンのバージョンアップによるIME互換性の変化。その影響でEdgeやLINEでも変換できなくなった。超困る。
・初期消火
その日は別のエンジンを使うFirefoxに切り替えて乗り切る。Operaも問題ない。OutlookはWeb版をFirefoxで使ってしのいだ。
・決断
前々から一部のアプリで仮名漢字変換ができなかった。今後もおそらく解決はないだろうと考え、脱・Japanistを決断。
・乗り換え先
Japanistは親指シフトエミュレータとIMEであるOAKのセット品だ。代替するには、1)エミュレータ選び、2)IME選びの両方がいる。とりあえずの乗り換え先は
- DvorakJ
- Google日本語入力
とした。
* DvorakJ 親指シフトインストーラー 64bit版
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se513020.html
* Google日本語入力
https://www.google.co.jp/ime
エミュレータではawaseなども候補になるだろう(が、試してはいない)
https://awase.cc
・各種設定(KB232の場合)
■DvorakJの設定
* 通常の親指シフト
* Google日本語入力
* 右手を1列ずらす
* NICOLA(無変換、変換)- ThumbTouch
DvorakJはキー定義ファイルで容易にキーマッピングを変更できるので、他のKBの人にも勧めやすい。
■Google日本語入力の設定(OAKライクに)
設定–>プロパティで「キー設定」を変更
* 変換前入力中:Muhenkan–>ひらがなに変換
* 変換中:Muhenkan–>ひらがな・カタカナを切替
* 入力文字なし:Muhenkan–>ひらがなに入力切替
もちろん操作が微妙に違うので指が慣れきってはいないが、ひとまず日本語入力でストレスを感じる場面はほぼない(Windows11にしたいが、CPUがIntel Xeon E3-1225なので「対象外」。こっちをなんとかしてもらいたいところ)。
親指シフトについて
私は1986年から実業之日本社『最新ワープロ大百科』の責任編集、講談社ブルーバックス『ワープロここが不思議』、青葉出版『考える道具』などを通じて、
- 仮名漢字変換入力が日本語にとっての革新であること
- かなをワンアクションで入力できる親指シフト入力が自然で、ローマ字入力は(意識していなくても)脳に負担がかかること
- 文書作成ばかりに目が向いているが、そのうち日本人はキーボードで会話するようになること
を主張してきた。それから40年。この考えは間違っていなかったと思う。仮名漢字変換を実用化した天野真家氏(当時東芝)、親指シフトというアイディアをもってこのキーボードを実装した池上良己氏(当時富士通)、それをOASYSという形で世に出した故・神田泰典氏(当時富士通)らの功績は記録に残しておきたい。
私はいまからでも親指シフト入力を学ぶ利点はあると考えている。入門テキストも書いてある。
「NICOLA派宣言:日本人の高度知的生産のパートナーNICOLA配列の入門テキスト」
